【完】大キライなキミに片想い中。




ガラガラ―――


すると、また誰かが保健室に入ってきた。


「せんせー」


声からして男子生徒か。


「なんだ、いねぇーのか」


そして足音が徐々に近づいてくる。


「あ」


俺の寝ていたベットのカーテンが開かれる。


「大希じゃん」


そう言ったのは悠麻だった。


「大希サボり?珍しいね」


悠麻とは普段あまり関わりはないけど、たまに翔希が家に連れてくるから、喋らないこともない。
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