【完】大キライなキミに片想い中。
「それに、翔希君本人が言わないと意味ないじゃん」
まぁ、確かにそうだね。
「よかったよかった。翔希君と由愛が付き合えて」
「涼花のおかげだよ」
涼花や大希君や悠麻君や慧斗君がいたから、私は幸せになれたんだよね。
「なんか翔希君に由愛が取られた感じがして悲しいわー」
「ふふ、涼花何言ってんの」
「娘をお嫁に出す父親になった気分」
少し寂しそうに言う涼花が可愛かった。
「翔希君とラブラブするのは良いけど、たまには私の相手もしてよね」
「当たり前だよっ!涼花は親友だもんっ」
「もう、由愛大好きっ!!!」
涼花は私を思いっきり抱きしめた。
涼花、本当にありがとう。