【完】大キライなキミに片想い中。
キーンコーン―――
「あ、そろそろ教室戻らなきゃ」
「そうだな、戻るか」
弁当を片づけ、教室に戻る。
やっぱり、由愛と過ごす時間は早く感じるな。
「じゃあまた帰りね」
「おう」
あーあ、同じクラスだったらよかったのに。
そんなことを考えながら教室に入る。
「翔希!ちゃんと由愛ちゃん誘ったか?」
悠麻が駆け寄ってきて問いかけてきた。
「おう、悠麻さんきゅ」
俺は悠麻にフッと笑って席に着いた。