【完】大キライなキミに片想い中。




大希君に聞いてみようかな?
翔希君の様子。


「大希君」


私は隣の大希君に話しかける。


「翔希のこと?」


「え?」


大希君は私の心の中を読んだみたいに言った。


「翔希の様子が気になるんでしょ」


「う、うん」


「翔希はね、ずっと部屋に引きこもってるよ。頭冷やしたいって」


「え!?」


ひ、引きこもってるの!?


「翔希のこと助けてあげて?翔希を助けられるのは相川しかいないから」


「え……」


「明日は学校行くように俺から言っておくから」


「……っありがとう!!」


翔希君……明日には学校に来てくれたらいいな。
もし、私のことキライになってても自分の気持ちをちゃんと伝えたい。
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