【完】大キライなキミに片想い中。
最終章-大好きって気持ち-
私はキミが大スキなのです!
ピピピ―――
「ん……っ」
目覚ましの音で目が覚めた。
「早く起き上がらなきゃ……っ」
何と言っても、今日は念願の初デートですからっ!
1階に下りて、朝ごはんを食べる。
「由愛、休日なのに早いのね」
お母さんが不思議そうに聞いてくる。
まぁ、私って休日とか昼ぐらいまで寝てるときあるもんね……。
「うんっ!今日はお出かけなんだ!」
「ふふ、もしかして彼氏?」
「え!?」
な、何でわかったの!?
「図星なのね?由愛にもついに彼氏かー……また家に連れてきてね?」
「う、うん!」
恥ずかしいけど……いつかお母さんとお父さんに翔希君のこと、見せたいな。