【完】大キライなキミに片想い中。
「あぁ、あの子ね。とても可愛らしい子じゃない!!」
え、ちょっと話がわかんないんだけど……。
「あ、私はこの喫茶店の店主の福本です。いつも大希君から話聞いてます」
「え、あ、私、相川由愛です」
「いつも大希君が『笑顔の可愛い見てるだけで元気になれる女の子がいる』って話してくれてたのよ」
ひ……大希君が!?
「ちょ、福本さん!」
「あらあら、私は本当のこと言っただけよ?」
少し頬を赤らめる大希君。
「とりあえず、席に座ったら?」
福本さんに言われ、席に着く。
てか、お客さん全然いない……。
確かに落ち着けそうだな。