【完】大キライなキミに片想い中。
「じゃ、注文決まったら呼んでね」
福本さんはお水を置いてカウンターの方へ入っていった。
「相川、どうする?」
私はメニュー表を見る。
なんだか……飲み物にしても、食べ物にしてもすごく美味しそう……。
「うーん………どれも美味しそうで決められないなぁ……」
「俺のオススメはミルクレープだよ」
「じゃ、それにする!」
ミルクレープ、美味しそう!
しかも大希君がオススメしてくれるなら尚更!
「あ、飲み物はどうする?」
「うーん……じゃあアイスのキャラメルマキアート!」
「おっけ。すいませーん」
大希君が福本さんを呼んで注文してくれる。
「ミルクレープ2つとアイスココアとキャラメルマキアート」
「はい、じゃあすぐ持ってくるわね」
注文を取ると、福本さんは笑顔でカウンターに戻って行った。