【完】大キライなキミに片想い中。
「はい、できた」
大希君はそう言って私を大希君の方へ向ける。
「うん、似合ってる」
「え……!?」
自分の首元を見ると、さっきのペンダントが光っていた。
「今日のお礼のお礼。よかったらこれからつけててほしいな」
嘘……こんな……嬉しい!
「大希君……ありがとう!」
少し落ちかけている夕日が大希君をオレンジ色に照らす。
「あのさ、相川」
「ん?」
大希君は何か言いたげだ。