【完】大キライなキミに片想い中。
だ、誰!?
私は誰かの胸にスポンと入った。
胸の高さからして男の子!?
は、離れないと!!!
「あ、あの……っ」
「悠麻なら慧斗と自販機に飲み物買いにいった」
「あ、そうなんで……」
「お前、相川由愛?」
「へ……っ?」
こ、この人私を知ってる?
しかも何となく聞いたことある声……。
私が焦っていると、その人は自分から私を離した。
相手の顔を見た私は目を見開いた。
「………っ!?」
だってそこにいたのは………
………大希君とそっくりな人だったから。