恋人たちのパンドラ【完】
(3)囚われの悠里
翌日職場についてはじめてスマホの電源を入れる。
留守電がいっぱいで新しいメッセージの受付ができなくなっていた。
たとえ消去しても新しくメッセージが入るであろうことは予測できたので悠里はそのままにしておいた。
「徳永さん、なんか顔色良くないですけど、大丈夫ですか?」
そう直樹が聞いてくる
「大丈夫!ちょっと寝不足なだけ。すぐ顔にでちゃうみたい。もう若くないんだね」
わざとふざけて、元気な振りをする。
それを見た直樹は
「無理しないでくださいね」
悠里のカラ元気を見破った後輩はやさしい声をかけ仕事へと戻って行った。
留守電がいっぱいで新しいメッセージの受付ができなくなっていた。
たとえ消去しても新しくメッセージが入るであろうことは予測できたので悠里はそのままにしておいた。
「徳永さん、なんか顔色良くないですけど、大丈夫ですか?」
そう直樹が聞いてくる
「大丈夫!ちょっと寝不足なだけ。すぐ顔にでちゃうみたい。もう若くないんだね」
わざとふざけて、元気な振りをする。
それを見た直樹は
「無理しないでくださいね」
悠里のカラ元気を見破った後輩はやさしい声をかけ仕事へと戻って行った。