恋人たちのパンドラ【完】
するといつも同じ時間帯にボランティアに来ている女子大生が話しかけて来た。
この女子大生確か名前は間宮(まみや)とか言ったはず。何度か壮介を誘ってきたが、それとなくはぐらかして逃げていた相手だ。
(またやっかいなのが話しかけて来たな)
内心で毒づくが、顔は笑顔を保ったままだ。
「今日は、徳永さん一緒じゃないのね」
なんだか少し棘のある話し方をした。
「あぁ、いつも一緒ってわけじゃないから」
子供たちの散らかしたおもちゃを片付けながら話を合わせる。
「そうよね。徳永さんあなた以外にも付き合ってる人いるみたいだし」
思わず顔をあげて女の顔を見ると意地悪そうな顔でこちらを見て笑っていた。
この女子大生確か名前は間宮(まみや)とか言ったはず。何度か壮介を誘ってきたが、それとなくはぐらかして逃げていた相手だ。
(またやっかいなのが話しかけて来たな)
内心で毒づくが、顔は笑顔を保ったままだ。
「今日は、徳永さん一緒じゃないのね」
なんだか少し棘のある話し方をした。
「あぁ、いつも一緒ってわけじゃないから」
子供たちの散らかしたおもちゃを片付けながら話を合わせる。
「そうよね。徳永さんあなた以外にも付き合ってる人いるみたいだし」
思わず顔をあげて女の顔を見ると意地悪そうな顔でこちらを見て笑っていた。