恋人たちのパンドラ【完】
「で、さっきのは何だったの?悠里ちゃん」
「もう!ただね・・・・名前を呼びたかっただけ。今まで心の中で死ぬほど呼んでたの。声に出せてそれが壮介に届くと思うと、うれしくて」
恥ずかしさから、目を伏せて答える。
すると壮介につながれていた手がぐっと引っ張られ、壮介の腕の中へと悠里はすっぽり収まった。
「お前、一体俺をどうしたいんだ!」
抱きしめられた、腕の中で壮介の声が近くで響くのを心地よく感じた。
「もう!ただね・・・・名前を呼びたかっただけ。今まで心の中で死ぬほど呼んでたの。声に出せてそれが壮介に届くと思うと、うれしくて」
恥ずかしさから、目を伏せて答える。
すると壮介につながれていた手がぐっと引っ張られ、壮介の腕の中へと悠里はすっぽり収まった。
「お前、一体俺をどうしたいんだ!」
抱きしめられた、腕の中で壮介の声が近くで響くのを心地よく感じた。