恋人たちのパンドラ【完】
「壮介!ここ外だから」

あわてふためく悠里をみて肩を揺らして壮介が笑った。

「大事なもの忘れてた!」

そう言って壮介がとりだしたのは、1粒ダイアが輝きその周りにも小さなダイアがちりばめられた指輪だった。

小さなころお姫様に憧れていたときに思い描いていたような指輪だった。
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