恋人たちのパンドラ【完】
壮介はゆっくりと悠里の中へ出入りしていた。

おそろしく狭い中は、壮介を締め付けそして甘美なにおいに包み夢中にさせた。

ときどき痛がっていた悠里も、胸やつながっている部分の突起を優しく撫でて、口づけをすると小刻みに震え細い小さな身体で喜びを表現していた。

壮介の動きが早まる。

「ぁ、アぁ――壮介、壮介ぇ」

悠里は耐えきれなくなり壮介の名前をなんども呼ぶ。

その熟れきった表情も声もすべてが壮介を夢中にさせた。激しくうちつけ乱れる悠里の至るところにキスを落とす。

そして最後に唇に小さなキスを一つした後

「ごめん――もう」

そう言った瞬間悠里の中に熱いしぶきが広がった。
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