Light of hope Ⅲ【完】番外編5?up
「っーお、おもしれぇな…」
未だに笑い続ける蓮の腕をベシッと叩くと、呆れたように深く息を吐いて隣に腰を降ろした蓮。
「んだよ、俺はまだこうやって触れ合っていたいし、由美から求められたのも嬉しかった…が、由美は違うのか?」
ギュウッと抱きしめられ、耳元でそう囁かれると、再び顔に熱が集まる。
でも……
「……違わない」
ポツリと呟けば、より一層キツく抱きしめられる。
「なら気することはねぇよ。今まで由美は感情を押し込めすぎてただけだで、相手を求めるのは普通のことだ」
…普通…それがどんな基準かなんて分からないけど、蓮が引いていないなら、もう少し自分の感情に素直になってみるのもいいかもしれない。