Light of hope Ⅲ【完】番外編5?up




そんな私を余所に、周りを見渡し舌打ちをした蓮は私の腕を掴んで歩き出した。



「ちょっ、どこ行くの?」



「黙ってついてこい」



冷気を醸し出す蓮に口を噤み、黙って後に続く。



これ以上怒らせると、後で何をされたか分かったもんじゃない。



蓮は先程まで私が迷っていた辺りをどんどん進んでいき、ある校舎の中へと足を踏み入れた。



校舎の中は私にとって新鮮で、腕を引かれながら目につくところ全てを観察する。



だがここでも蓮は目立ち、その蓮に引きずられている私もまた注目を集めた。




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