Light of hope Ⅲ【完】番外編5?up




ただ恭輔のところに行っただけで、そんなに怒らなくてもいいのに…。



「恭輔は裏のトップだ。



そいつと関わりがあると知られれば、危害を加えられかねないんだぞっ!」



不安を宿した瞳で声を荒げた蓮は、私の肩に顔を埋めた。



「っ…頼むから、もう裏には関わらないでくれ…」



苦しそうに懇願する蓮を見て眉を下げる。



…軽率な私の行動はこんなにも蓮を傷つけていたのか…。



「不安にさせてごめんなさい。でも…その約束はできないよ」



私…黒猫の存在が不安にさせてるのは分かってる…だけど裏の人間は黒猫を恐れているから、何かあったときにその力は十分使える。



それに、恭輔と関わらないなんて無理に決まってる。




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