Light of hope Ⅲ【完】番外編5?up
「恭輔は伊達にトップをやってるわけじゃない。利用価値のあるものは使い倒すよ」
もちろん…私もね。
「っー……分かってる」
私の言いたい事を理解したのか、拳を握りしめて項垂れた蓮。
…何か、深刻に受け取ってないか?
「蓮、使い倒すとは言ったけど恭輔って案外甘いし、強制はしてこないと思うよ?」
本当に緊急事態じゃない限りね。
それに、一応約束したし…。
「『裏から足を洗うことは無理だが、本当に必要だと思った時以外は動くな』
こんなこと言うんだから、恭輔だって私が動くことを良しとしてないよ」
「…そうなのか」
蓮はホッとため息をつきと、ぎゅっと抱きしめてきた。