Light of hope Ⅲ【完】番外編5?up
それに合わせたよう蓮に頭を撫でられ、堰を切ったように涙が溢れ出した。
「っー戻りたい…」
「あぁ、一緒に背負っていこう。感情だってゆっくり戻していけばいい」
もうこの居場所と仲間、そして愛しい人を手放したくはない。
1年離れていたからこそ、皆の存在の大きさを実感した。
「なら、早く怪我を治すことだな。
そのあとは覚えてろよ……徹底的に聞き尽くしてやる」
怪しい笑みを浮かべた恭輔はそのまま部屋を出て行った。
……早く治って欲しいけど、尋問されるのは嫌だな…。