Light of hope Ⅲ【完】番外編5?up




「ああ、寝るまで傍にいるから安心しろ」



私の意図を理解してくれた蓮に優しく声を掛けられ、安心して目を閉じると3人の気配が部屋を出ていくのを感じた。



「由美、おやすみ」



「ん、おやすみ」



『おやすみ』…たったこれだけの言葉だけど、この1年ずっと1人だった私の心には温かいものが広がった。



……やっぱり、手放したくないなぁ…。



徐々に睡魔に負け始める中、私の中にある感情が少しだけ出てきたように思えた。



蓮の大きくて温かい手を握る手の力を少し込めると、そのまま久しぶりの穏やかな眠りに落ちた。



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