Light of hope Ⅲ【完】番外編5?up
「あー…まぁな」
だが、やはり渋い顔をして口ごもる2人。
対してこちら…陽や海斗、さらには朔や蓮は興味を持った様子。
皆は聞くまで引く気はないようだし…思い切って言っちゃえばいいのに。
そんな意図を込めてたっちゃん達に視線を送る。
するとたっちゃんが何かを諦めたようにため息をつき、口を開いた。
「……俺たちが唯一負けた相手なんだよ」
ため息混じりに呟かれた言葉で一斉に私へと視線が集まる。
「…って事は、前に由美ちゃんが言ってたのは由美ちゃん自身だったってことか」
前……そういえば言ったなぁ。
あの頃は私が黒猫だって言ってなかったから曖昧に教えたんだっけ。