Light of hope Ⅲ【完】番外編5?up
「そうだね」
そう頷くとハハッと引き攣った笑みを浮かべる皆。
だが蓮だけは然程驚いた様子もなく、視線が合うとふっと微笑まれた。
やっぱり蓮がいると安心できる……どんなことがあっても私を受け入れてくれるから。
嬉しさから微笑み返すと、それと同時にドアが開いて司さんと律さんが入ってきた。
2人を視界に入れた途端、微かに身体が強ばる。
……司さん達の反応が怖い。
そんな反応に気がついてか、僅かに震える手をギュッと握ってくれた蓮。
それに勇気をもらい、下げていた視線を司さん達に向けた。
「由美ちゃん久しぶりね」
すると私の心配を余所に、1年前と変わらない笑顔で出迎えてくれる律さん。
それを見て胸に巣くう不安が少し軽くなるのを感じた。