家族
「ああ、分かった。再来週な。」
 貞夫はそう言うとくるりと背中を向けて去っていった。
 取り残された梨佳は自分で誘っておきながら、何がなんだか分からなかった。 
 梨佳が貞夫の言葉の意味を理解するまでに、数分間の時間を要した。言葉の意味を理解した梨佳は、大きく飛び上がった。足元の砂の城が少し崩れた。

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