POISON DOROPS《TABOO~秘密の恋~短編集》
彼を見上げると、
優しい目をして私を見ていた。
「辛いなら、
こっちに帰っておいでよ。
うち今事務募集してるよ。
先輩なら即採用!」
「え?本気?」
まるでさっきまで、考えてた事読まれたみたいな誘い。
「もちろん。先輩に嘘は言いませんよ。
でも、
本当は永久就職してほしいな、俺のとこに。
俺、
今でも、先輩の事忘れられないんだ。」
真っ直ぐな彼の言葉に、
頷きたい嘘つきな私。
夕日を背にした彼の影が、
私の上にかかった
私は、少し背伸びをして瞳を閉じて…
重なるのを待つ。
優しい目をして私を見ていた。
「辛いなら、
こっちに帰っておいでよ。
うち今事務募集してるよ。
先輩なら即採用!」
「え?本気?」
まるでさっきまで、考えてた事読まれたみたいな誘い。
「もちろん。先輩に嘘は言いませんよ。
でも、
本当は永久就職してほしいな、俺のとこに。
俺、
今でも、先輩の事忘れられないんだ。」
真っ直ぐな彼の言葉に、
頷きたい嘘つきな私。
夕日を背にした彼の影が、
私の上にかかった
私は、少し背伸びをして瞳を閉じて…
重なるのを待つ。