POISON DOROPS《TABOO~秘密の恋~短編集》
「大丈夫ですか?」
視界に入って来たのは知らない顔。
「体調悪かったんようですね。
脈拍も安定している大丈夫です。
係りの人いなくて、救護車呼びますか?
それとも、私の診療所で休んでいかれますか?」
「お医者様?」
「小さい診療所けれどね。
たまたま、私も参加してまして、
目の前で倒れられたので。」
優しく笑うお医者様。
「まあ、じゃあ戻って下さい。」
「もう、路線外れちゃいました。」
笑顔の素敵なお医者様は、
セルフレームの知的男子。