POISON DOROPS《TABOO~秘密の恋~短編集》

もう二度と大輔の元に戻りたくないから、

お見合いで決めた結婚。



そうよ決めたんだから、

もう戻らないと…


なのに…


引き寄せられるように

彼の顔を見てしまう、


見つめられた瞬間


電流が走る



「無駄な抵抗だね。」


「俺から逃げられるわけないだろ。」


逃げられたつもりだった…


知らないうちに彼から放たれた糸は、

私に絡まっていたのだ。



逃げられない



あがいても無駄なのだ



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