POISON DOROPS《TABOO~秘密の恋~短編集》
「助かったよ。」
「いいえ、大したことじゃないです。」
恥ずかしくて顔が上げられない。
「足、痛いの?」
「え、あ、いいえ。」
「さっき転ばせちゃったとき?あ、草履も痛そうじゃん。」
「平気です。」
マサは少し考えてから携帯でどこかに
電話した。
「もしもし?俺。
バイク故障しちゃってさ、ここ?
あ、ねえ、ここは?」
「あ、原町3丁目です。」
「原町3丁目のスタンド前。よろしくね。」
迎えの車を待ちながら、お互いのたわいもない話。
夢見てるみたいにふわふわして、
甘い時間だった。
「いいえ、大したことじゃないです。」
恥ずかしくて顔が上げられない。
「足、痛いの?」
「え、あ、いいえ。」
「さっき転ばせちゃったとき?あ、草履も痛そうじゃん。」
「平気です。」
マサは少し考えてから携帯でどこかに
電話した。
「もしもし?俺。
バイク故障しちゃってさ、ここ?
あ、ねえ、ここは?」
「あ、原町3丁目です。」
「原町3丁目のスタンド前。よろしくね。」
迎えの車を待ちながら、お互いのたわいもない話。
夢見てるみたいにふわふわして、
甘い時間だった。