Conte de fées
第2章
私にも昔妖精がいた。
名前はシアン。
とっても生意気で私のことを
「マスター」
なんて呼んだことがなかった。
でもそれが私にとっては友達のようで嬉しかった。
家に来たての時は私が話しかけたってプイとしたままで、何度喧嘩したかわからない。
何度泣かされたかわからない。
エリスの妖精はアルという。
いつも4人で遊んでいた。