【完】一途彼氏が愛する毒舌彼女
あんたは引っ込んでろよ!って

言いたくなるけれども…コイツが原因で

こうなったのだこら…仕方ない。

「こんなとこで嘘ついてどうするのよ!
物分かりのよくない男ね!!」

かなーりイライラしてきた私は

ちょいとだけきつく言ってやった。

「そ、そうですよね…(怖っ!)」

「分かったならいいわ…ってあんたは
いつまで顔を真っ赤にしてるのよ!」

『バシッ!』

アイツの頭を叩いたが…効果なし?

アイツってのはもちのろん…神堂

ほんと手のかかる奴。

「ごめんね…今から席替わってもらえる?」

「「あ、あぁ…。」」

そう言って爽やかイケメンと金髪君は

私たちが座るはずだった席に座った。

そして私も横にいる神堂を無理矢理座らせ

自分も座った。

やっとこれで落ち着ける…。

はぁぁぁーーー…。

心の中で盛大な溜め息をつき私は

机に伏せて眠りについた。

< 104 / 305 >

この作品をシェア

pagetop