【完】一途彼氏が愛する毒舌彼女
「やめ…て…!どうせ…
ヤりたいだけなんでしょ!」

「違う!」

さっきまで穏やかだった声を
急に荒げるから私の体がビクッと反応する。

「違わない。」

「俺はお前を愛してる。」

「そんなの嘘…!」

またボロボロと溢れてくる涙

「嘘じゃねぇーよ…俺は…お前を愛してる。」

溢れる涙を拭ってくれるゴツゴツした指

「でも誰でも抱くんでしょ?」

言ってしまったことに
ハッとして口を手で塞いだ。

隆弘は目を見開いて驚いている。

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