【完】一途彼氏が愛する毒舌彼女
「千晃…」

名前を呼べばビクッと反応して
殴っていた手を止める。

「何?」

震える声でそう言う千晃

俺は直ぐに千晃を抱き上げた。

千晃は大人しくじっとしている。

ベンツに乗って無言で家について
お姫様だっこで俺の部屋まで千晃を運んだ。

晴輝は生徒会の仕事でいないし
親父たちも旅行でいない。

ベットに千晃を座らせる。

血が千晃を真っ赤にしていた。

ただこんな千晃を見るのが苦しかった。

そんなことを思っていると

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