【完】一途彼氏が愛する毒舌彼女
「私のこと汚いって思った?
化け物みたいだって思った?
血まみれの私を見て引いた?」

悲しい瞳をして言う千晃に
俺はなんて答えればいいのか分からなかった。

ボロボロと涙を流す千晃の
涙も拭うことが出来なかった。

「私のことなんて好きじゃないんでしょ?
ヤったら捨てるんでしょ?
私のことなんて遊びなんでしょ?」

千晃がこんなことを言うから…

「もう…いいよ…いらないって言ってくれて
でもそれなら殺してよっ…
誰にも必要とされない私を…殺してよっ…!」

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