【完】一途彼氏が愛する毒舌彼女
悲しみに歪む千晃の顔

止まることの知らない涙

顔についている血が滲む

俺の気持ちはこれっぽっちも千晃に
届いていない。

そう実感させられた。

「千晃…風呂に入るぞ。」

「入らない。」

断る千晃も無視して抱き上げ
俺の部屋にある洗面所にむかった。

俺は千晃の制服に触れた。

俺の気持ちを少しでも分かってほしかった。

「嫌…」

「何もしない。」

そう言って全部脱がした。

俺も全部脱いだ。

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