【完】一途彼氏が愛する毒舌彼女
周りの野次馬達は

もう憧れのカップルを見るかのように
目をキラキラさせている。

「神堂…」

どこからか金髪君の声が聞こえた。

「何だよ。」

睨みつける隆弘に金髪君は動じない。

「俺は諦めねぇ…
絶対に千晃の心を奪ってみせる。」

まだ諦めてなかったんかい?!
と皆が思っただろう。

「無理…千晃は俺の。
てかお前誰?
顔は見たことあるんだけどなぁ~
名前知らねーや。」

明らかに顔を見たことあるのに
とぼけるこいつはウザいだろう。

「あ?俺は…北山 颯真」

きたやまそうま?

どっかで…

< 231 / 305 >

この作品をシェア

pagetop