【完】一途彼氏が愛する毒舌彼女
一言で言えば近寄りがたい…。

「お前気に入った。
友達になってくれねぇーか?」

友達?

「ほんと?」

「あぁ…。」

「裏切ったりしない?」

私が不安な目で見つめると柔らかく笑った。

「ありがとぅ…。」

その途端大きな手が私の頭をわしわしと
荒々しく撫でた。

「千晃って呼んでいいか?」

遠慮がちに聞いてくる一匹狼君

「もちろん♪」

「俺は神崎 聖(かんざき こうき)
聖でいい。」

「わかった!聖!今は何の時間なんだ?」

「昼休みだけど。」

昼休み?!

授業じゃない!

私は何のためにここまで来たんだ。

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