【完】一途彼氏が愛する毒舌彼女
「分からせてやろうか?」

何とっ!

隆弘の目がギラッと光ったのを私の
1.5の視力の持ち主である目は見逃す
訳もなく後ずさるのだったが、

「逃がすわけねぇーだろ。」

そう言いながら抱えられてベットに
運ばれる羽目になった。

「あはは…」

適当に笑って逃げようと試みても
それは隆弘の目が許してくれなかった。

「そろそろ食べてもいいだろ?」

「な、何を?」

「お前」

私のはぐらかす作戦も呆気なく隆弘の
真剣な声で失敗に終わった。

「私は食べれんぞ。」

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