【完】一途彼氏が愛する毒舌彼女
「千晃…どこにいるんだよ…。」

俺は死ぬ気で探した。

でもなかなか千晃は見つからない。

そりゃ無駄にこんなにも広い家だから

仕方ないことかもしれないが…

だからと言ってここまで

広くする必要はないだろ。

そんなどうでもいいことを思っていたとき…

近くで…

『ドサッ!!』

っと言う音が聞こえた。

俺は嫌な予感しかしなかった。

そしてその音の方に走った。

そこには階段から落ちたであろう

千晃がぐったりしていた。

「千晃!?!?!?!?」

俺は千晃に駆け寄って

千晃を膝にもたれさせた。

でも…千晃は頬に涙の跡を

残したまま意識がなかった。
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