【完】一途彼氏が愛する毒舌彼女
「千晃…ありがとう…。」

お兄ちゃんはあのときと変わらない

笑顔を私に向けた。

「お兄ちゃん…私、頑張るよ、
また誰かを信じられるように…。」

「おう!それでこそ俺の妹だ!」

やっぱりあのときと同じと

びっきりの笑顔を私に向けた。

「千晃…あの光の方に向かって歩け…
絶対に後ろに振り向いたらダメだからな。」

お兄ちゃんが指で指す方を見れば

一点の光があった。

さっきまではなかったのに…。

「うん…分かった…じゃ、
お兄ちゃんとばいばいしなきゃだね…。」

このままここにいたらお兄ちゃんと

一緒にいられるかな?

「千晃…今、ここにいたら俺と
一緒いられるとか思っただろ!あはは!!」

え、エスパーがここにいる!?
< 65 / 305 >

この作品をシェア

pagetop