【完】一途彼氏が愛する毒舌彼女
私はスルーして玄関に足を進めた。

これから学校なのだ。

「隆弘様荷物私が持ちますから。」

隣を歩く神堂に言った。

「これくらい俺が持つ…
彼氏として当たり前だ。」

そう、神堂は自分の荷物と

私の荷物を持っている。

「でも…メイド
「メイドなんてどーでもいいだろ。
メイドっぽくないんだし。」

それって私は役にたたないってこと!?

「………あんまりじゃない…。」

私だって必要とされるように

頑張ってるのに…。

捨てられないように…。

また誰かを信じれるように努力してるのに…。

「千晃?」

「何よ…。」

「はぁー行くぞ。」

神堂は私の腕を引っ張り

運転手さんが開けてくれた途端

車に私を押し込んで神堂も乗り込んだ。
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