初恋Baby♡

まっすぐな瞳で私の方を見つめる瞬くん。
そうだよね、瞬くんも不安だったのに私のために冷静に振る舞ってくれてたんだね。

「…ごめんね。」

自分はこどもだなって実感して情けなくなってくる。

「大丈夫、実紅がわかってくれれば。」

ぎゅっ

瞬くんは私の手を握った。
右手から体があったかくなるような感じがして心から安心した。

そして私達は病院に着いた。
案内するために待合室で佳祐が私達を待ってくれていた。

「佳祐!梅ばあは…?」

「お前らデートしてたのかよ。」

あっ。手つないだままだった!
2人同時に手をぱっと離す。

「違うよ、これは私を慰めるために「ほら行くぞ。」
佳祐めちゃめちゃ機嫌悪い…?

梅ばあの病室まで沈黙が続く。
う…気まずい…。




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