君×恋~キミの名を~
( 2)病室へ~海斗~
あの日、春奈はバイクとぶつかった。
バイクのわき見運転だった。
俺はすぐに春奈に駆け寄ったが、春奈は
頭から血を流していて……。
「はる…な…?」
返事は、ない。
そのときだ。
「奈留、先に行ったらダメだって……!」
母親も気づいたようだ。
だけど、驚いた後にすぐに指示を出した。
「君、 119番で救急車を呼んで。
それと、頭からは傷が浅くても血がたくさ
ん出るの。速くしないと、本当に手遅れに
なるわよ」
“手遅れ”……。
それは、“死”ということだろうか。
それだけは……絶対にダメ!!
俺は急いで電話をかけた。
バイクのわき見運転だった。
俺はすぐに春奈に駆け寄ったが、春奈は
頭から血を流していて……。
「はる…な…?」
返事は、ない。
そのときだ。
「奈留、先に行ったらダメだって……!」
母親も気づいたようだ。
だけど、驚いた後にすぐに指示を出した。
「君、 119番で救急車を呼んで。
それと、頭からは傷が浅くても血がたくさ
ん出るの。速くしないと、本当に手遅れに
なるわよ」
“手遅れ”……。
それは、“死”ということだろうか。
それだけは……絶対にダメ!!
俺は急いで電話をかけた。