純白の闇
日常
「あーあ、何かおもしれぇこと
なぁいっかなー。」
電柱の上で、足をバタバタと
前後に動かす。
俺様は、電柱に座ってる。
つまり人間ではありえないような
場所に居る。
…俺様も元は人間だったけど。
元は、ということは
今は違うということ。
黒髪に、白の官帽子。つばは黒だけど。
官帽子は、えー、人間だと
警察官何かが、かぶってる。
黒のジャケットに黒のシャツ。
ピッタリとした7分丈の黒のパンツ。
黒のライダーブーツ。
真っ黒な俺の瞳は深紅。
極め付けに漆黒の翼。
そんな上から人間を見下ろす俺様は、
人間で言う
悪魔
ってやつ。
尻尾も角も無いけど。
だって、邪魔じゃん?
「あ、面白そうなの見っけ。」