+°。* あんな、好きやねん * 。°+ (短編)
和貴どんな反応するかな。
ドアを開けるだけやのに
いつもより数倍ドキドキする。
「 おは、おはよう 」
緊張気味やけど出来るだけ
普通に言えた。( つもり )
「 おま、お前どうした?!」
「 ちょ、ちょっとイメチェンしただけ 」
「 ふ~ん。じゃ、行こか 」
ちょっと待てーい!
それだけ?!
うちが張り切っても
和貴の胸には何の動きも無いんや。
そっか……
そうやんな……
ただの隣人で
ただの友達やもんな。
一日中その事で頭がいっぱいやった。
ちょっとでも意識した自分が
バカバカしいわ。