俺の彼女


そこからは――… 


首を傾げ、潤んだ瞳の麻美ちゃんをすっぽりと俺の胸の中に抱いた。 


子猫を抱っこするように、優しく俺の腕で包み込むと、麻美ちゃんの香りが鼻をくすぐった。


柔らかな髪、つるつるの肌にぷにゅぷにゅの二の腕、

細く括れたウエスト、程よく肉の付いた尻……


確かめるように、ひとつひとつ優しく撫でた。



――…柔らかい。



抱えた麻美ちゃんの頭が、ちょうど俺の心臓辺りにある。


やっべぇ〜!俺のドキドキが聞こえちまう!



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