俺の彼女
4th
「ねぇ、俊介くん…」
「…んっ?」
唇を重ねたまま、視線を麻美ちゃんの瞳に移す。
「ここじゃ、人目につくからちょっと恥ずかしい……」
「あっ!そうだよな。ごめんね」
周りなんか、目に入っていなかったぜ。
名残惜しいけれど、ゆっくりと唇を離し、おでこにチュッとキスを落とした。
な〜んだ!麻美ちゃんって、意外と可愛いところがあるんだなぁ。
キスくらいで、恥ずかしがるなんて……。
めちゃくちゃ可愛い〜!
よし、決めた!
今夜は絶対、帰さないぞ!!