俺の彼女


「そんなこと言ってると、ホントに襲っちゃうよ〜!」


半分冗談、半分本気で、麻美ちゃんに抱きついた。 

うっひゃあー!気持ちいい!!


―――…あれっ? 


抵抗しない?なんで?  

ゆっくり身体を引き離すと…… 

嘘だろ?……寝てる。 


「麻美ちゃん、ホント頼むよー。俺、麻美ちゃんのこと、こんなに好きなのに、ここまで来て何もしないなんて……そりゃねえよ!お預けは辛すぎだよ」


情けないこの状況に、一人ブツブツ呟いていると、 

「……で、何がしたいの?」


「ぎゃあぁぁぁ!!!」




< 75 / 100 >

この作品をシェア

pagetop