俺の彼女


「ホントに?」


上目遣いで、俺を見つめる瞳に吸い込まれそうだった。


繊細で印象的な麻美ちゃんの睫毛がライトに照らされ、魅惑的な陰影を浮かべている。


「あぁ、本当だよ。俺、今まで、女に夢中になったことなんてなかった。
でも、麻美ちゃんだけは違う」


言い終わらないうちに、彼女の小さな身体を抱き寄せ、唇を塞いだ。


何度も何度も、角度を変えながら形のいい、麻美ちゃんの唇を啄んだ。


「……麻美ちゃん、いいかな?」


ゆっくりと唇を離し、彼女に同意を求めた。



彼女の答えは――…



「…俊ちゃん…私……」





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