そんなあなたは先生でした…(番外編)

陽side



俺は下敷き越しにキスをする命令を下され、ついに実行した礼を自分の方に向かせ、まるで消毒をするかのように唇を重ねた。


恥ずかしさなんてない。


ただ単にむかついただけ。


周りから煽られても気にしない。

気にするほど、

余裕なんかない。



礼は苦しいのか俺の背中を叩く。


唇を離すと、


「ぷはっ、はぁ、はぁ……」



そんな荒い呼吸を肩でしていた。





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