そんなあなたは先生でした…(番外編)
「さてと………、
このまま愛し合ってもいいんだけど、
せっかくのデートだからどこか行こっか」
陽からの濃厚スペシャルキッスで
頭がぼやーっとしているあたしの横でパンフを見ながら言っている。
「スケートだってさ。
礼やったことある?」
スケート?
なんだっけ、それ。
「氷の上で滑るやつ。
わかんないの?」
頷くと、
「じゃぁ決定!」
と、行き先を決めたらしい。
必要な物を鞄に入れ、
あたし達はスケート場に向かった。