ありがとう。






家の前に着き、チョコを貰えなかったことに泣きそうな思いだった。




でも、いつもどうり別れの言葉を言った。



その時、秋塚の様子がおかしいことに気づいた。






何かを考えて俯いていた。





そして、何かを決心した顔で俺を見る。








「奏君。これ、受け取って下さい。」








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